FEZ(ファンタジーアースゼロ)を、もっとたくさんの人に知ってもらい、楽しんでもらうためのコンテンツを置いています。

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第四話 倍増の受難

翌日
戦術・役割についての勉強と猛特訓が始まったのであった

壷「 ・・・このように、バンク戦ではいかに相手の火力を封じ込め、
   味方の火力を集中させるかが勝敗の大きな要因になる 」

壷「 そこで各自の役割をきっちりこなすことが重要になる訳だが、
   当然応用も必要になってくる 」

壷「 敵だって頭が付いてるわけだから、いつも同じ対応してくるわけじゃない
   常にどうしたら良いか考えながら味方の狙いを予測しつつ、
   相手の狙いを潰していくことが大切なんだ 」

一同「 ふむふむ・・・ 」

壷「 戦術指南は、毎日反復してやっていこう。
   知識と実際に立ち回るのは言うほど簡単なことじゃないはずだから 」

壷「 それじゃ、慶太兄ぃからみんなに渡すものがあるらしい 」

慶太「 まず、廃慈・・・前にきてくれ 」
廃慈「 ・・・ 」

慶太は大きな盾と片手剣を取り出し、廃慈に渡す。

慶太「 この盾と剣は、俺のお古だけど・・・
    親父とお袋が死んだあと、みんなを守るために手に入れたものだ 」

慶太「 そりゃお世辞にもいい品だとは言いがたい、でもな・・・
    きっとこの盾と武器は廃慈、お前と兄妹を守ってくれると
    俺は信じてる、頑張ろうな? 」

廃慈「 oo 」(うん)


慶太「 次に壷・・・ 」
壷「 おう! 」

慶太「 この弓は・・・・死んだ親父の形見だ
    親父はカセドリアでも屈指の弓の名手だった 」

慶太「 そしてとても優秀な指揮官でもあったんだ。
    壷も親父に負けない、いい指揮官になれると思ってる、頑張ろうな! 」

壷「 ・・・・あ、当たり前だろ。
   親父と比べないでくれ俺はもっと上を目指すんだ 」

葵「 壷ちゃん、その意気よ!みんなをよろしくね 」
兎「 壷ちゃん、その意気よ!みんなをyオベラッ 」
目にも止まらぬスーパーキックが炸裂

慶太「 続いて、杏 」
杏「 ・・・フン 」

慶太「 この杖は、死んだお袋の形見だ。
    お袋は戦いは嫌いだったらしい、でも味方を守るために
    得意じゃない魔法を覚えようと頑張ったらしい。
    杏ならお袋以上に上手く使ってやれると思う 」

杏「 汚い杖だな・・・使ってる最中に折れるんじゃねーか?
   まあ、もらっておいてやるよ、これしかなさそうだし 」

その後も慶太は兄妹全員に武器や装備を配りながら、
それぞれに込められた思いを伝えていった。

そして最後に倍増が残った。

慶太「 倍増・・・ 」
倍増「 うん 」

慶太「 倍増・・・お前には・・これだ 」

慶太が取り出したのは、台所にある包丁2本だった。

倍増「 はぁ? 」

慶太「 悪い、金が足りなくてまだお前の装備は準備できてないんだ・・・
    本当に悪い、すぐなんとかするから取り合えずこれで我慢してくれ 」

倍増「 ・・・・・な、なんで・・・僕・・だけ 」

葵「 倍増ちゃん 」

葵「 倍増ちゃんなら武器に頼らなくても立派に戦えると私は信じてるよ。
   倍増ちゃんは、何でも人より早くコツ掴むの上手いし、
   包丁で練習してれば本当の武器が来たとき多分・・・
   倍以上の働きできるんじゃないかな?名前も倍増だしね 」

倍増「 ・・・・・でもな・・・ 」

杏「 道具なんて同じだよ。
   お前に求められてるのは相手を倒す能力じゃないしな
   妨害なんだから贅沢いうなよ 」ククッ

壷「 短剣スカウトの武器なんてなんだって同じだよ、
   役割が違うからな、それに倍増・・・包丁にあってるぞ? 」プフッ

倍増「 ・・・・・ 」

慶太「 倍増、今はそれで我慢してくれ・・・
    兄ちゃんが不甲斐ないばかりに、それしか用意できなかった。
    きっと早い内にお前に見合う短剣を用意するから・・・
    それまで我慢してくれ・・・・な? 」

倍増「 ・・・これしかないなら・・・ 」


壷「 みんな武器はもらったな?
   それじゃ今から各職ごとに練習に入る 」

壷「 練習の内容は職ごとに伝えるから職ごとに分かれて待機しててくれ 」

壷「 っと、倍増はこっちへ
   倍増の訓練は特殊なんだ別メニューをやってもらう 」

倍増「 ・・・うん 」

壷「 包丁を構えてみろ、それからハイドを使うんだ 」

倍増「 わかった・・・ハイドッ! 」

壷「 うん、お前は敵に見つからないように移動して、
   先回りしつつ相手の妨害をしないといけない 」

壷「 一番大事なことは存在感を消し、敵に見つからない事だ。
   技を磨くのは、これをクリアした後の話になる・・・そこでだ・・・ 」

倍増「 えええええええええええええ! 」
倍増「 まじで・・・・それやるの?
    ・・・ぜったいに無理!ってかやだ!まだ捕まりたくないよ・・・ 」

壷「 甘ったれるな! 」
壷「 短剣スカウトってのは各職のなかでも一番センスが要求される職なんだ、
   才能がなければ気合で体にしみこませるしかないだろう 」

壷「 それに捕まりたくなければ必死になるんだな・・・
   これが完成したら、お前はすごい短剣スカウトになってるはずさ・・・ 」

壷「 俺を信じろ 」

倍増「 なんで僕ばっかり・・・・それに壷兄さんを信じろもなにも・・・ 」

倍増「 いくらなんでも女風呂に潜り込んで1時間もバレずに耐えろって・・・
    そんな特訓ありかよ・・・バレたらどうするんだよ・・・・ 」

壷「 バレたら自分で責任とれよ、それに正直役得じゃねーか 」
壷「 運がよければ●●●のお風呂覗けるかもよ? 」

倍増「 なっ・・・・馬鹿なこといわないでくれよ・・・そんなんじゃねーよ 」

かくして、兄妹の猛特訓は続くのであった。

※こぼれ話は、物語の裏話のようなものです。
  日々の日常や、人物の紹介などしています。
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